三島由紀夫

  • 2020.03.28 Saturday
  • 22:55
20200327
 僕は三島由紀夫の作品は一つも読んでいない。東大全共闘の安田講堂占拠のこともほとんど知らない。でも、何故か「三島由紀夫VS東大全共闘」の映画が気になったので見てきた。
 既にノーベル文学賞の候補者として名前が売れていた43歳の三島は、東大全共闘からの依頼を受けて頭でっかちの理論集団、東大全共闘1000人の中に単身で乗り込んだ。集会の様子は、観念的文言の飛び交う禅問答のようで、僕のような凡人には難解な言葉の応酬だった。単純には右翼と左翼の討論会だが、目指すところは一緒だった。卑猥な佐藤首相自民党政権の打破、アメリカに属国化する日本へのアンチテーゼだ。立場は違うが、真剣に明日のあるべき日本を作ろうとしていた。そのためには非合法の暴力も正当化していた。強大な国家権力に対抗するためには暴力は必須だと考えていた。
 三島は、親切で真っ直ぐな人間だった。終始余裕を持って対峙していた。東大全共闘も右翼三島を打倒すべきとして討論会を実施したものの、何故か「三島先生」と呼んでいた。(笑)
 その一年半後、三島は自衛隊市ヶ谷駐屯所で自衛隊員にいざ決起せよと演説を打ち、割腹自決した。東大全共闘も敗北したことになっている。でも、双方とも負けることは分かって戦っていたのだと思った。負けることが分かっても戦うことに意義があるのか?負け戦はしないことが正しいのか?
 僕も負けるとわかっても自分の姿をさらして戦うことは、エロスであり美学だと思う。頭の中で考えるだけでは、世の中は変えられない。彼らは行動することで、、、自分たちの思いを多くの民衆に知ってもらおうと思ったのだった、、、

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